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ゴメリ(ベラルーシ)と北ウクライナの疾病率推移

<2012年4月から5月にかけての投稿を元に作成>

チェルノブイリ原発事故の後、被災地では数年から十年程度で住民や子供の大多数が疾病を抱えるようになったとの調査結果があります。データはゴメリ地域健康センターおよびウクライナ国チェルノブイリ省などによるものです。

出所はこちらの書籍です。

IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部 著『チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害: 科学的データは何を示している』、2012年、合同出版. [単行本] http://www.godo-shuppan.co.jp/products/detail.php?product_id=331
(※オンライン版はこの投稿の最後を参照。)


1.グラフ

北ウクライナとベラルーシのゴメリ地域におけるチェルノブイリ原発事故後の疾病率について、上記の書籍に掲載されていたデータによりグラフを作成しました。

1-1.
まず、北ウクライナでのチェルノブイリ原発事故後の病気の増加状況です(元データは前掲書85頁)。データ出所はウクライナ国チェルノブイリ省、ウクライナ科学アカデミーほかによる文書です。
1992年にはほぼ全ての人が病気になりました。この数値からすると、論理的に考えて少なくとも7割以上の人が2つ以上、少なくとも3割以上の人が3つ以上の病気にかかったとみられます。
なお、『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』134頁に「北ウクライナに住む成人および15-17歳の少年少女における1987年から1992年にかけての疾患発生率」として同じ値のデータが掲載されています(http://snsout.blog.fc2.com/blog-entry-7.html)。

北ウクライナ:精神、神経、身体の罹患割合


1-2.
次に、ゴメリ地域(ベラルーシ)の子供の疾病発症率推移です(元データは前掲書86頁)。データ出所は(州?)ゴメリ地域健康センターのゴメリ地区病院(Organisational-methodical dept. of the Gomel district hospital, state health centre for Gomel area)です。
チェルノブイリ原発事故の1986年から10年ほどかけて呼吸器疾患をもつの子供の割合が80%台となりました。複数の病気を持つ子供がかなりいるのでしょう、各種疾患を合計すると120%台です。

ゴメリ地域(べラルーシ):小児の疾病発症率


1-3.
もうひとつゴメリ地域(ベラルーシ)の子供の疾病発症率推移。こんどは詳細内訳です(元データは前掲書86頁)。データ出所は前のグラフと同じです。
チェルノブイリ原発事故の1986年から8年ほどの間に様々な病気を持つ子供の割合が千倍(内分泌・代謝・免疫異常)、百倍(消化器、呼吸器、腫瘍)、数十倍(筋骨格、泌尿器、皮膚)、十倍(血液、神経、精神、循環器)の規模で拡大しています。1985年の腫瘍は悪性腫瘍のみなので発症率の上昇はもう少し緩やかかもしれません。
腫瘍は一貫して発症率最下位で、事故後の発生も限られています(1千人に1人程度)。それに対して他の疾患はその数十倍から数百倍も多く発生しているものが何種類もあります。ガンばかりみていては健康悪化の全体的状況がまるで把握できないことになります。
また、『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』134頁に「ゴメリ州(ベラルーシ)に住む15-17歳の少年少女における疾患発生率」として全く同じデータが掲載されています(ただし年次は1985、1990、1995、1997年の4年分のみ)。「ゴメリ健康管理センターの公式データに基づき簡略化」とあります。

ゴメリ地域(べラルーシ):小児の疾病発症率(詳細)



2.東京との汚染度の比較

こうしたことが福島第一原発事故後の日本で発生するかどうかは、私たちにとってきわめて重要な問題です。
首都圏の土壌調査を主催された木下黄太さんによると、東葛地域の土壌汚染はゴメリ並み、東京23区も大人の危険水準より数倍高汚染、子供の危険水準より1桁以上高汚染とのことです(下記)。
雨量の多さ、消費者の購買行動、政府の食品放射能規制と検査、核種の相違、地面の舗装といった要因による違いがどのように働くか不明ですが、首都圏の今後については少なくとも注視していく必要があると思われます。

以下、ツイッターより

木下黄太:「『子供は20Bq/kgの土壌汚染だとまだ安全。子供は50Bq/kgから危険がはじまる。大人は200Bq/kgから危険』ベラルーシのゴメリ州、スモルニコワ医師の発言」
(2011年12月8日 - 8:24 @KinositaKouta https://twitter.com/KinositaKouta/status/144557983815315457)

木下黄太:「東京二十三区東部は間違いなくキエフ以上の汚染です。二十三区西側がやや低いか同程度。東葛はベラルーシのゴメリ並みです。バンダジェフスキー博士との話での見解。土壌汚染を確認すればわかります。@leaderleader1」
(2012年4月29日 - 23:36 @KinositaKouta https://twitter.com/#!/KinositaKouta/status/196608826282221569)

Hirasawa:「横から失礼いたします。キエフとゴメリはいつ頃の時点かご教示いただけないでしょうか。@KinositaKouta:東京二十三区東部は間違いなくキエフ以上の汚染です。二十三区西側がやや低いか同程度。東葛はベラルーシのゴメリ並み」
(2012年4月30日 - 0:07 @HirasawaNochuri https://twitter.com/#!/HirasawaNochuri/status/196616657551114240)

木下黄太:「@HirasawaNochuri数年後の137の数値から判断して、放出量の比が、134:137が1:2と言われていることでの判断です。137はほとんど減っていませんから。東京23区は42か所で1000Bq/kg程度の汚染が平均値。少なく見ても800Bq/kg。」
(2012年4月30日 - 0:11 @KinositaKouta https://twitter.com/#!/KinositaKouta/status/196617804886179840)

Hirasawa:「つまりチェルノブイリ事故当初の汚染と同等と判断されているということでしょうか。@KinositaKouta数年後の137の数値から判断して、放出量の比が、134:137が1:2と言われていることでの判断です。137はほとんど減っていませんから。」
(2012年4月30日 - 7:48 @HirasawaNochuri https://twitter.com/#!/HirasawaNochuri/status/196732833274937344)

木下黄太:「@HirasawaNochuri場所によりけり。上回っている場所も多いです。」
(2012年4月30日 - 13:20 @KinositaKouta https://twitter.com/#!/KinositaKouta/status/196816319864254465)


(2013/3/7追記)
 以下は日本の放射能汚染に対するバンダジェフスキー博士の判断です(時点は1年前)。博士はベラルーシの医科大学学長在任時に内部被曝の研究を行いセシウム汚染の実態と、体内汚染と疾病の関係を明らかにして投獄された研究者です。また博士は朝日新聞の長期連載「プロメテウスの罠」2011年シリーズ「学長の逮捕」の主人公でもあります。

出所:(2013/3/7 01:30木下黄太のブログ) http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/c3484f67f55c2bd69d2aa0abd0f719fb

「⑧福島第一原発の事故は、彼の考えではチェルノブイリよりも広範囲ではないが、深刻度において、さらに問題が大きいという認識があること。福島県内の汚染程度が酷いこと。チェルノブイリは汚染が農村地帯が多かったが、今回は東京のような大都市にまで酷い汚染の地域があって、深刻度が桁違いとなる可能性があること。ゴメリの汚染と江戸川区の汚染にあまり差がないこと。また、セシウム以外のほかの核種の影響も甚大であること(これが未解明なこと)。

⑨死者の増加は、キエフでも顕著に増えていて、さらに高濃度のエリアでは、かなりの勢いで増えていること。ゴメリなど。これは、今回の福島第一原発事故によってもおきる可能性が高いこと。それを考えた場合、福島は当然のこととして、宮城や東京、関東の汚染エリアから移住できる人は移住したほうが良いこと。子供、妊婦、妊娠可能な女性は優先。

⑩日本、特に関東・東北のエリアでこれから起こることについて、博士本人が相当な危惧を抱いていること。これをとめることそのものは、実は、大変に難しいこと。」

「⑮東京23区の土壌汚染状況が、ぼくたちの調査で平均してセシウム合算で800Bq/kgを超える状態(キエフ以上)であることを伝えたところ、「可能な人は逃げたほうが良い。最低でも保養に出たり、汚染されていない食べ物を食べないとならない。でも、移住がベターだ」と話していたこと。」



3.オンライン版

この書籍の内容はインターネット上にも掲載されています。

全文訳 [チェルノブイリの健康被害 原子炉大惨事から25年の記録](原発の危険から子どもを守る北陸医師の会)http://isinokai.churaumi.me/
[読者のみなさまへ] http://isinokai.blogspot.jp/2012/05/25who-2-1.html
「ドイツから『チェルノブイリの健康被害-原子炉大事故から25年の記録』がネットで配信されました。WHO(世界保健機構)の広報とはまったく異なることが書かれています。私たち医師としても驚愕の内容であり、多くの人に知っていただくべきと考え、翻訳に取り組みました。」
「実際翻訳してみると、あまりにも恐ろしい内容にキーボードの手が震えました。内容は専門用語もありますが、一般の読者の方にもご理解できるようにと、できるだけわかりやすく翻訳したつもりです。長文ですので一章ずつ、1週間ほどかけて、ゆっくり読まれることをお勧めします。」
「原発の危険から子どもを守る北陸医師の会一同」

ただし書籍版にはこのネット版(日本語版、英語版とも)にはない追加の1章があります。第8章「政府および公的機関によるチェルノブイリ事故の影響の卑小化」です。また、それなりの長さがあるので書籍を購入した方が読みやすいと思います。

英語原文はこちら(http://www.chernobylcongress.org/fileadmin/user_upload/pdfs/chernob_report_2011_en_web.pdf あるいはhttp://www.ratical.org/radiation/Chernobyl/HEofC25yrsAC.html#Rfn196)です。


インターネット上には他にも日本語版が公開されています。

[【改良版】〔医学資料の仮訳〕チェルノブイリ事故後の健康被害](2012/4/28低気温のエクスタシーbyはなゆー)http://alcyone-sapporo.blogspot.jp/2012/04/blog-post_7959.html

[ベラルーシ・ゴメリでの、子どもの非がん性疾患の激増 Sharp increase of non-cancer diseases in children in Gomel, Belarus] (September 15, 2011 Peace Philosophy Centre) http://peacephilosophy.blogspot.jp/2011/09/sharp-increase-of-non-cancer-diseases.html

以上


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