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全国県別分析(傷病基本分類) 2011年患者調査 総患者数の急増した疾病項目


傷病基本分類別総患者数の全国合計値について2011年の標準化スコア(1996-2008年(3年間隔)の平均値と標準偏差に基づき算出)を再掲すると

標準化スコアが3以上の項目:
IV 内分泌,栄養及び代謝疾患

標準化スコアが2以上の項目:
XVI 周産期に発生した病態
XIX 損傷,中毒及びその他の外因の影響
XXI 健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用
IX 循環器系の疾患
VI 神経系の疾患

標準化スコアがマイナス2以下の項目:
XV 妊娠,分娩及び産じょく
I 感染症及び寄生虫症

でした。うちIVについては前の投稿で図表を示し、かなりの数の県で2011年に異例の高い値となっていることを見ました。
以下ではそれ以外の分類項目についても広範な県で高い値が出ており、かつそれ以外の県も多くが正値であることを確認します。必ずしも病気というわけではないXXIも比較に含めます。一方でXVIとXVについては総患者数が31千人、121千人(データは千人単位です)と少ないので県別の分析は難しいとみなして対象から除きます。

今回は表は省略し、まず2011年の標準化スコアのグラフを示します。参考のため他の年も含めたグラフを後でまとめて掲載します。

まず全国の標準化スコアが2以上の3項目です。

XXI 健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用
標準化スコア3以上となったのは青森、東京、富山、山梨、三重、滋賀、兵庫、高知、沖縄の9都県です。この項目にはある程度時系列上の上昇トレンドがあるのですが、それを考慮しても標準化スコア3は大きな値です。

2011年県別標準化スコア_基本分類XXI健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用

XIX 損傷,中毒及びその他の外因の影響
標準化スコア3以上となったのは埼玉、神奈川、石川、福井の4件です。地理的な分布からみて東日本大震災の影響ではなさそうです。

2011年県別標準化スコア_基本分類ⅩⅨ損傷,中毒及びその他の外因の影響


IX 循環器系の疾患
標準化スコア3以上となったのは埼玉、東京、岐阜、兵庫、香川、佐賀の6都県です。いずれもそれ以前の期間におけるばらつきの範囲から外れた値です(後に掲載のグラフで確認できます)。

2011年県別標準化スコア_基本分類IX循環器系の疾患

VI 神経系の疾患
標準化スコア3以上となったのは岩手、埼玉、石川、静岡、大阪、徳島、佐賀、熊本、大分の9府都県です。

2011年県別標準化スコア_基本分類VI神経系の疾患

同様に前の投稿で見たIV 内分泌,栄養及び代謝疾患(全国の標準化スコアが3以上)についても値の大きな県を確認すると、標準化スコアが3となったのは栃木、群馬、東京、神奈川、富山、石川、長野、岐阜、広島、沖縄の10都県です。

このように全国合計の標準化スコアが大きな基本分類項目はいずれも全国的に患者数が2008年の平均より多く、かつ標準化スコア3以上の県が少なからずあります。また個々のグラフのコメントでは触れませんでしたが、3に近い、あるいは2以上の県もかなりあります。
総じて、これらの病気(IV内分泌・栄養・代謝、VI神経系、IX循環器系、XIX損傷・中毒等)は2011年全国的に患者数が多く、かつ1996年以降の傾向では説明のつかない異例の増加も少なくない県で見られたと言えるでしょう。
これら4種類をあわせてみると基本分類3項目(IV内分泌・栄養・代謝、VI神経系、IX循環器系、XIX損傷・中毒等)いずれかの標準化スコアが3以上となったのは岩手、栃木、群馬、埼玉(2項目)、東京(2項目)、神奈川、石川、福井、長野、岐阜(2項目)、静岡、大阪、兵庫、広島、徳島、香川、佐賀(2項目)、熊本、大分、沖縄の17都府県となります。北海道・東北が岩手しかないことと、西日本の日本海側および太平洋側の県があまりないことが特徴でしょう。
このような分布からみて、東日本大震災の影響によるものとは考えにくいでしょう。被災地以外で増加が目立つのですから。

ただしこうした地理的分布は傷病分類の内訳を見ていけば違う傾向が出てくる可能性もあります。

日本地図塗り分け_基本分類4種の標準スコア3以上ある県



次に全国の標準化スコアがマイナス2以下の項目です。
I 感染症及び寄生虫症
これは全国的に減っています。標準化スコアがマイナス3以下となったのは岩手と秋田の2県です。

2011年県別標準化スコア_基本分類I感染症及び寄生虫症


(参考)

以下、最後に1996年以降の全データを表示したグラフを一括して掲載します。


1996-2011年県別標準化スコア_基本分類XXI健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用
1996-2011年県別標準化スコア_基本分類ⅩⅨ損傷,中毒及びその他の外因の影響
1996-2011年県別標準化スコア_基本分類IX循環器系の疾患
1996-2011年県別標準化スコア_基本分類VI神経系の疾患
1996-2011年県別標準化スコア_基本分類I感染症及び寄生虫症


(注) 2011年の前の調査は2008年なので、患者調査のデータからは疾病の増加が2009年から2011年の間のいつから始まったのかはわかりません。ただし、人間ドック検査項目別統計(年次データ)では2011年に各種指標が同時に悪化しています(http://snsout.blog.fc2.com/blog-entry-4.html おもに全国合計を分析)。


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