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(詳報) 東京都在住者疾患急増の小分類内訳、2011年「患者調査」より


先日の続きです。
2011年「患者調査」で東京都の数値を確認したところ、各種疾病の総患者数が急増しています。
以前の投稿で傷病中分類別の内訳を調べました(http://snsout.blog.fc2.com/blog-entry-6.html)。
本稿では傷病小分類でさらに具体的な疾病名を確認します。
政府の統計Webサイトでデータが公開されている2002年から2011年までの値を比較しました(1996年と1999年は小分類別データ掲載なし)。

まずおさらいですが、急増した基本分類は以下の5項目です。1996年以降のデータ(3年間隔)で確認しました。

  IV 内分泌,栄養及び代謝疾患
  IX 循環器系の疾患
  X 呼吸器系の疾患
  XIII 筋骨格系及び結合組織の疾患
  XXI 健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用

これらの大分類項目それぞれについて小分類別の患者数推移を示します。これまでの分析と同様、2008年以前の平均値と標準偏差に基づき算出した2011年の標準化スコアが大きな疾病を確認していきます。平均値や標準偏差を計算するのに3期分のデータではかなり少ないので、5期分のデータで計算した中分類データでの結果などを参照しながら気をつけて使うようにしています。

   標準化スコア=(2011年の値-平均値[02年から08年])/標準偏差[02年から08年]

東京都在住の患者数推移 急増した基本分類4の内訳小分類(単位 千人)

IV 内分泌,栄養及び代謝疾患

 標準化スコアの大きな小分類項目:
  インスリン非依存性糖尿病、
  高脂血症。

いずれもとても高い値で、患者数は2008年以前と比べて概ね倍増しています。

東京都在住の患者数推移 急増した基本分類9の内訳小分類(単位 千人)

IX 循環器系の疾患
 標準化スコアの大きな小分類項目:
  本態性(原発性)高血圧(症)
  陳旧性心筋梗塞
  脳動脈硬化(症)
  不整脈及び伝導障害
  脳梗塞

前3者はとても大きな値です。患者数は圧倒的に本態性(原発性)高血圧(症)が多いです。それに比べて患者の絶対数は1ないし2桁少ないですが、陳旧性心筋梗塞と脳動脈硬化(症)も急増しています。脳動脈硬化(症)は千人単位ではゼロとなる年があって比較がむずかしいですが、それ以外の本態性(原発性)高血圧(症)と陳旧性心筋梗塞は2008年以前と比べて概ね患者数1.5倍増以上です。
それに対して標準化スコアはそれほど大きくないのですが、不整脈及び伝導障害、脳梗塞も増えています。ただしこの程度のスコアであれば逆に同じくらいマイナスになっている疾病がいくつもあります。

東京都在住の患者数推移 急増した基本分類10の内訳小分類(単位 千人)

X 呼吸器系の疾患
 標準化スコアの大きな小分類項目:
  その他の急性上気道感染症
  慢性閉塞性肺疾患
  喘息

前2者は大きな値で、2008年以前と比べて患者数概ね1.5倍増です。それほどではありませんが肺炎も増えています。

東京都在住の患者数推移 急増した基本分類13の内訳小分類(単位 千人)

XIII 筋骨格系及び結合組織の疾患
 標準化スコアの大きな小分類項目:
  乾燥症候群[シェーグレン症候群]
  その他の炎症性多発性関節障害
  関節症
  脊椎障害(脊椎症を含む)
  肩の傷害<損傷>

いずれも高い値です。シェーグレン症候群と、その他の炎症性多発性関節障害はいずれも絶対数はそれほど多くないですが患者数は2008年以前の2倍超です。
関節症、脊椎障害(脊椎症を含む)、肩の傷害<損傷>はいずれも患者数は概ね2008年以前の1.5倍以上です。前2者は患者数自体がかなりあります。

東京都在住の患者数推移 急増した基本分類21の内訳小分類(単位 千人)

XXI 健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用
 標準化スコアの大きな小分類項目:
  予防接種
  歯の補てつ
  それ以外の検査・健診・管理

いずれも高い値です。歯の補てつが患者数1.5倍増ということは歯の調子が悪かったのでしょう。他の2項目は必ずしも病気というわけではなさそうです。


(注) 2011年の前の調査は2008年なので、患者調査のデータからは疾病の増加が2009年から2011年の間のいつから始まったのかはわかりません。ただし、人間ドック検査項目別統計(年次データ)では2011年に各種指標が同時に悪化しています(http://snsout.blog.fc2.com/blog-entry-4.html おもに全国合計を分析)。

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